伊藤 孝司 =著者
四六並製/304P/本体1850円/2009.4.30/345-4/C0026
あなたを待ち受ける一期一会の出会い。「軽登山」フォト・ガイドブック登場!
最近ブームになっている軽登山。超人気講師の伊藤幸司が送る山の楽しみ方。
山歩きの現場から「あの山での特別な出会い」を、すべての人に教えるフォト・ガイドブック。
<目次>
春
1春の道 日々刻々とドラマチックな自然林
2春の花 山里の春の便りを聞いてから
3芽吹き 山肌が尖って、ふくらんで、はじける
4木の花 黄色い花が早春の山道をいろどる
5カエル 春の狂乱
6木の肖像 「男の年輪」などといわれる本家本元
7山里 心和む「旅」がある
8残雪/雪渓 冬と春とのせめぎあい
夏
9夏の道 すべての山に、この道は通じている
10自然林 山に描かれた緑色の歴史
11人工林 国破れて山河あり……から60年
12休憩 軽登山のキモ、ここにあり
13滝 道筋には、無名の滝が無数にある
14川 渡れるか、渡れないか
15橋 もっとも危険……かもしれない
16池・湖 山からの風景を飾るs
17海 星の数ほどある展望台
18シカ・サル・クマ 山の先住民
19チョウ 登山道で見るチョウはかならずしも多くはないけれど
20雨 雨上がりに期待して山に向かう
21雲 空を駆ける白いオブジェ
高山
22朝の光 待って見るもよし、歩きつつ見るもよし
23山頂で そこに立った人に与えられるご褒美
24ブロッケンの妖怪 日本では阿弥陀如来
25お花畑 樹林が終わり、ハイマツがあらわれると始まる世界
26ライチョウ/カモシカ けっこう頻繁にコンニチワ
27山小屋 営業小屋と呼ばれる山の宿
28避難小屋/テント 自由を求める登山者に
29槍ヶ岳 あなたはヤリを見たことがありますか?
秋
30秋の道 何度も出合う「季節の変わり目」
31実り 森の貯金残高
32虫 山道で一瞬通り過ぎる「ほぼ未確認生物」
33岩のかたち 私のベスト3
34岩場 展望絶佳の慎重運転区間
35クサリ場 魅力と危険が交錯する
36信仰のしるし だれが、いつ、どんな気持ちで
冬
37冬の道 雪国の雪山にはない雪の楽しさ
38雪遊び 極めつけの雪の斜面で
39下界の風景 見える楽しさ、見えない楽しさ
40夕 暗くなる危険を賭けてでも待ちたい日がある
41鳥 冬になると人間との関係が近くなる?
42富士山 登頂の次に重要な収穫物
43宿 一点豪華主義で前泊の宿をさがす
44湯 山を下りた後の至福
[地図]この本でとりあげた山
山名から索引〔1〕~〔15〕
伊藤 幸司
1945年生まれ。早稲田大学では探検部・写真部に所属、 フリーの編集者・ライターとして今日に至っている。 1983年以来朝日カルチャーセンターの登山教室などにかかわり、 1995年からは「糸の会・登山コーチングシステム」を主宰。 最近では70歳代の入門登山も指導している。著作に『地図を歩く手帳』(1980)、 『富士山・地図を手に』(1980)、『旅の目カメラの眼』(1982)、『アウトドア辞典』(1983)、 『歩く本』(1985)、『トレーニング不要!おじさんの登山術』(1990)、 『がんばらない山歩き』(1998)、『ゼロからの山歩き・もっとゆっくり登りたい』(2003)、 『山の道、山の花』(2007)【晩聲社】などがある。